まなめはうす

良いニュースで、良い人生を。

私のお気に入りの本2023

今年はkindle umlimitedの契約をしてしまったんですよ。きっかけは仕事上ですぐにスキルつけたかったのですが、その本がunlimitedで読めたので2か月99円とかで契約。気づけばそのまま継続しており、完全に術中にはまっております。いざ契約して思ったのですが、kindle umlimitedユーザはどうやって読みたい本を探しているのか。この辺をどなたか教えていただきたいものですが、教えてもらいたいなら自分で発信しろの法則で新刊の表紙を眺めるだけのブログに毎週日曜7:00に私が見つけたおすすめkindle umlimitedを紹介しているので、参考にどぞどぞ。そんなわけで、気軽に読めることから今年は105冊。最近は電車の移動時間もYouTubeに時間を奪われつつある中でだいぶ読めたと思います。

戯言シリーズ14年ぶり最新作
「キドナプキディング 青色サヴァン戯言遣いの娘」西尾維新

私が本をたくさん読むようになったきっかけは何かと問われたら、帰省の時間潰しにと本屋に行ったときにたまたま手に取った西尾維新クビキリサイクル」と乙一「GOTH」で、両方とも大ハマリしたことが最初だったのだけれど、よりにもよってなぜこの2冊を手に取ったのかも覚えてないし、運命だったのかもしれなければ、必然だったのかもしれない。ゆえに西尾維新が20周年ならば私もまた20周年であり、この先どこにいくのかと問われても、どこにいくわけでもないし、西尾維新に戻ってくるのだろうと思う。戯言だけどね。
なんかネタバレのようでネタバレでもない単なる自分語りをしてしまったが、西尾維新節は最高だけれど、戯言シリーズは中でも最高傑作で、なんだかんだで書き分けをしていたのかもと思わせるほどに、心地よい。3年変われば流行も1サイクル回るこのインターネットの世界で、20年もたてば世代が変わる。かつての登場人物の2世達が活躍する物語。戯言を、浴び続けよ!


■2022年の最高傑作
「方舟」夕木春央

最高のミステリはエピローグで決まっちゃうんですよ。それまでの展開はそのエピローグを最大限に楽しむための準備運動でしかない。いわば、作者から読者へのミスリードなわけで。いたってシンプルなクローズドサークルでタイムリミットがあって脱出するという話だけれど、<超ネタバレ>いわゆる「読者視点での犯人」から見てもポジティブな脱出ゲームであるところが最高だった。犯人だとか人質だとか、誰もが選ばれたくないポジションを、「読者視点での犯人」からは誰にも気づかれずにそこに選ばれたいと思って行動させる</超ネタバレ>こういった考え方する作者の発想がたまらなかったです。
何気に、その後が書かれていないところがくすぐらされますね。それこそ「方舟」というタイトルに繋がるのかもしれませんが。


■私に刺さった一冊
「任せるコツ」山本渉

「チームに任せられる人がいない」というのは、「私はマネージャとして無能です」と言っているのと同義。「自分でやった方が早い」というのは、育成を無視し組織を弱体化させる罪。5章のこの言葉が今の私にとても刺さったのでここで紹介することにした。私は、プレイヤーからの脱出をしないといけないのだ!(瀕死


■凄いけれどオススメはしません!
「向日葵の咲かない夏」道尾秀介

15年前の本だけれど、ほんタメさんというYouTuberがオススメしてたので読んでみて、凄い本でした。妹のくだりも先生の家に行った当たりで気づいたくらいですが、その先の真相は凄いなって思いながら読みましたが、後味は非常に悪いのでオススメできない。オススメしまくって友達を失ったという紹介主のいうことも理解できるので、もうちょっと幸せになれる回答が欲しかったところ。ただ、分かっていく過程は疾走感あって気持ち良いので、読み進めていく間は没頭してました。


★おまけ:妻の今年の一冊
「空をこえて七星のかなた」加納朋子



良い本で、良い人生を。
2024年も良い本に出会えますように。