まなめはうす

良いニュースで、良い人生を。

働き方改革ブームに乗じてやるべきたった一つのこと

日経新聞のサイトを見ていたらid:Yoshikawaの名前を発見。いつもいつでも自分の名前をタイトルに載せるの強いなと思いながら読みました。

www.nikkei.com

日経を読むような偉い人に「勘違いするなよ」という啓蒙記事といったところか。きっと「どうしたら良い(Yoi)か教えて欲しければ個人レッスン料を」みたいな流れになったりするのかもしれない(きっと違うw)。せっかくなので、私なりに思ったところを書き残しておく。

働き方改革は管理職の手腕が問われる

残業を減らす方法は現場まかせが最適だと思っている。社長や事業部長クラスが手段を提示してきたって、それはうちには当てはまらないとか、すでにやってるとか、なんだかんだ言い訳をつけてやらないし、真面目にやったとしてそれで効果が出る方が少ないと思う。だから、現場に合わせた改革をすべきだと思うし、それは会社側の人間である管理職の職務だ。しかし、それを担当まかせにするのはNGだと思う。そもそも残業とは管理職の指示でするものなので、それを減らすためにどうするか考えるのは管理職だろう。しかし、何をしたら良いか分からない管理職も多いだろうから、多彩な事例を集めて共有する仕組みが会社にないと厳しいと思う。おかげで弊社でも、担当を早く帰した分だけ管理職が残業している例が多いと聞く。

働き方を改革できたら優秀なのか

そんな中で働き方改革ができたら管理職として優秀なのだろうかと言えばそうではない。本当に優秀な管理職だったら、すでに残業せずに採算が取れるようになっているだろう。改革できたのは、単に無駄を放置していたからなのか、改革できないのはすでに無駄を省いていた手腕のせいなのか、紙の上だけでは判断できない。

働き方改革ブームで成すべきたった一つのこと

私は管理職になる前から、メンバーが働きやすくなるような環境つくりを第一に考えて行動してきた。プログラムを書くのが好きだからこそ、自動化できることはしてきたし、品質を上げるためのツールもたくさん作ってきた。お客様調整だってメンバーが苦労しないように明確な仕様・十分なスケジュールを確保するよう努めてきた。おかげで無駄を省くと言われても洗練しすぎて今の自分の中ではもう無理と思うし、120%でやらずに80%で良いとか言ってきた上司には品質第一をかかげているのに何を言っているんだと思っている(120%でなくても良い部分があるとは思うけれど)。

じゃあ、何をするか。
何ができるか。
今までは独自で改善してきた努力だが、日本全体で働き方改革がブームとなったことでできること。
それはお客を巻き込むことだと私は思う。
というか、今これをやらないともうできるタイミングはないと思う。
働き方改革を掲げている会社が、自分の社員にだけ改革させて、仕事を出す先にだけ苦労をさせるのはおかしいでしょうと。
お互いで働き方を改革できるよう協力し、改善する。

私は、(納品したプログラムが稼働している)システム稼働中は土日深夜関係なく24時間対応が必須だが、対応を減らしていただくよう働きかけた。そのために、過去の問合せデータをまとめ、問合せ件数がほとんどなく緊急性のないリスクが低い時間帯を提示することで一部オンコール対応を認めてもらうことができた。オンコールが良いかどうかは別として今のところ半年で2回しか呼び出されてないので常時対応していた頃よりはだいぶ楽になった。その分売上は減ったけれど、働きやすい職場にするのが目的ですからね。これも一つの働き方改革だと思う。

良い働き方で、良い人生を。
個人的には、深夜や休日の対応は職場の人口密度が低くて自分の仕事に集中できて進捗を巻き返せるのでたまにはあって欲しいなって思うのですがw

この本良かったです