まなめはうす

良いニュースで、良い人生を。

移り行くはてな村

はてな村は地方都市の私立の小中学校みたいな感じでさ、ちょっとだけ早くインターネットに馴染んだ人たちが集まったんだよ。優秀というよりは聞くことが下手であるがゆえに自分で調べることが上手くなってしまったタイプの人たちが多かった感じ。最近はてな村は滅びたという文字列が目に入ったけれど、私的には、高校大学と卒業してそれぞれのステージで活躍している感じ。田舎に残った人もいれば、都会に出たっきり音信不通の人もいる。私も地元から東京に出て長いけれど、今や地元の情報ほとんどわからない。当時、はてな村の真っ只中にいた人たちもそんな感じだと思う。テレビで地元が取り上げられた時におおっと嬉しくて見るけれど、自分からはあんまり見てないんじゃないかな。生活ステージを変えてそのステージで没頭していればなおさら。だからといって、地元が滅んだわけではないし、新たな若い世代がそこで育っている。世代の違いってだけ。高校の母校とか、世代一つ(約3年)違えば全くわからないどころか、最近の子は怖いと言われるレベルよ。世代が変わるってそういうことだから。

でもまあ地元も変わるよね。あの頃は繋がりの可視化が強かったと思うもん。中に入るとさらに良く見える。流れが存在して、なんとなく見えた。リンク元は誰でも見れたし、トラックバックもするのが当たり前で、後からでも辿ることができた。今は市町村合併で大都市に飲み込まれたというか、都会の流行がすぐに伝わって地方都市らしさがなくなったというか、隣接都市のイオンにやられてしまったというか。こう書くと静岡や名古屋みたいだね。京都だけれど。本当は全く繋がっていなかったのに、繋がっているように見えて、「はてな村」と呼ばれるようになった。今もまた全く繋がっていないけれど、その色が弱くなってしまい、はてなで流行っているのではなく、SNSで流行っているのがはてなでも流行っているように見える的な、どちらが先かと聞かれたらほぼ同時なんだけれど、数の暴力でもう勝てない感じ。

幽遊白書で一番好きなシーン、幽助の親父のケンカ仲間が集まるところなんだよね。はてな村の同窓会なんて開催されたらきっとそんな感じになるんじゃないかな。SNSの数の暴力を超えてくる個の力を見せてくれるって期待してる。なんだかんだいって、地元大好きだからね。

良いはてな村で、良い人生を。
はてな村ふるさと納税できたら、株式会社はてなの株があがるのでは!?(無理)