まなめはうす

良いニュースで、良い人生を。

トラブル復旧作業の可視化こそ最高のオンラインコンテンツ

システムエンジニアは2つに分けることができる。
それは、トラブル対応が好きな人と苦手な人。
ここの溝は深く、なかなか超えられるものではない。

私は好きか嫌いかと聞かれたら大好きなわけですが、謎解きと同じで、経験とヒントとひらめきとトライアンドエラーを短いサイクルで繰り返していき、絞り込みと確認の繰り返しとなります。こう書くと、数学の問題を解く楽しさに近いのでしょうね。公式という武器を使って問題を解くために必要な武器を探して試し攻略する。トラブル対応って、だいたいそんな感じです。

さて、言いたいことはタイトルで言い切ってしまいましたが、これを般化かつ可視化できたらとても楽しいと思うんですよ。少なくとも私のようにトラブル対応の楽しさを知っている人にとっては、原因究明までは楽しくて仕方がない。その世界を共有できたらいいなって思うのは必然ではないですか。
ざっくり考えるなら、システムの構成図なり処理フロー図なりが図示化されたものを用意する。トラブルが発生したらすべてのシステムにオレンジのランプを点灯させ、調査により問題ないことの確認が取れたらグリーンのランプにし、そこが原因とわかったら赤いランプを灯す。
このフローの公開がセキュリティ的にNGかもしれないけれど、ざっくり分布だけ見せて雑な配置にすればいけそうな気がするんですよね。ぜひぜひ導入して欲しいです。


良いトラブルで、良い人生を。
失敗の状況下における信頼の回復は可視化から始まると思うのです。
デジタル庁さん、いかがでしょうか。