2004年1月8日のまなめはうすより抜粋。当時は良くわからん日記を書いていたものだ。
品質が良いってなんだろう。
バグがないってことだけじゃないと思う。
可読性が高くて、変更しやすいものであるべきだ。
自分にとって、ソースコードって芸術なんですよ。
いかに美しく書くか。これがすべてです。
美しく書かれたプログラムというのは、
えてして、品質が良くなると思ってます。
どういうのが美しいコードなのかというのは、
他人のコードをたくさん読み、自分でたくさん書くことが重要です。
自分には、圧倒的に、経験が足りない。
この文章を書いてから15年。変わっていないことと、変わったことがあるなと思った。
品質は積み上げるもので、何をして何が保証されているか。そして何ができてなくて何をリスクとして許容してもらうか。どこまでの品質を積み上げるかを顧客と契約で定義し、その定義した品質までは必ず積み上げるし、その分だけ発生する稼働は出してもらう。逆に言えば、それ以上の作業は実施していないのだから、そこでバグが出た場合は許容してもらう。もちろん即時改修はせざるを得ないけれど。
可読性第一主義なところは今も変わっていない。仕事として書くプログラムは多くの人に読んでもらうことが前提なのだから、現在(品質)においても、将来(維持)においても必要だと思っている。
さて。
当時足らないと思っていた「経験」は、積めたのだろうか。他人のコードはそれなりに読んできたが、経験したPJの数が少なすぎて、特に最近の言語で書かれたプログラムを読んだ経験がないことから自信が持てていない。客観的に計ることができない。成長するために異動希望を出して他のPJへ巣立った人もいるが、私はその部分をだいぶサボってきたなぁと思うばかりである。しかし、そんな私にも今年はちょっと違ったPJに異動できるチャンスがあるため、大変ドキドキワクワクしている。良いPJになったらよいなと思うばかりである。
良い品質で、良い開発を。
私は閉鎖空間で長らく一人で考えてたどり着いたものばかりの為、最近の流行りすたりにはどうも疎い。だからこそ書き出して何がおかしいかを評価してもらって、今の流行りを教えていただけたら良いなと思う。経験不足は教わることでカバーしていこ!