まなめはうす

良いニュースで、良い人生を。

選挙を終えて思ったこと~ジェネラリストとスペシャリスト~

選挙を終えてさまざまな人が自分なりの解釈をツイートしており、私も念のため残しておこうと思いました。


以下5点について述べようと思います。

議員教育制度

私自身政治は無知で興味も薄い分野ではありますが、昨日は選挙だったこともあって妻に長らく思っていた疑問を投げかけてみました。それは、「国会議員の教育体制って整っているのだろうか」ということ。別に私が立候補するわけではないですが、それなりの下積みを積んできた人が失言一発で辞めちゃうと、全体の質が下がっちゃうんじゃないの?と思ってたんですよ。だいたいは特定分野で人生経験を積んだ人が特定の政党や個人の下で政治塾とか入って学ぶわけで思想の入り込まない単なる知識を学ぶ場はないものかなと。例えばシステムエンジニアでいうところの基本情報処理試験対策勉強のような、どの政党の色もない基礎知識が整理されていないのかなと思ってたんですよ。まあ、これは、大学で政治学を学ぶ学部がある、とググったら一発で解決してしまったのですが。

専門家(スペシャリスト)の時代

ツイートの内容に戻りますが、ネットに生息している私としては山田太郎氏に関する情報が一番入ってきたわけで、彼の成功例から、政党全体の政策でアピールするのではなく、専門的な一分野に対して具体策を提示する人が今後増えていくと思ったのです。トップ落選の山本太郎氏も今現在では弱い立場の人を救いあげる施策が中心だったように捉えました。あれもこれも掲げてしまうとツッコマレビリティが高くなるというか、どうしても弱いところは存在するため、得意な分野一つで一点突破の方が楽だと思うのです。そうなると得意分野だけをアピールした人ばかりが当選してしまったら全体が成り立つのだろうか、彼らは全体の基礎知識を学ぶのだろうかと気になってしまうのです。

一人複数票の時代

全体を見れる人(ジェネラリスト)と、部分的な専門家(スペシャリスト)と、その比率だったりバランスだったりが難しくなると、与党党首ですら「配られたカードで勝負するっきゃないのさ、それがどうゆう意味であれ。」なんて言う時代になっちゃいませんかね?そうなると選挙区と比例区のように、全体枠と個別枠なんてできる時代ができたり、あるいは一人複数票の時代が訪れたりするのかもしれません。まあ、制度が複雑になると分かる人はいっそう楽しめるのですが、新規参画への敷居が高くなっちゃうので諸刃の剣だとは思いますが。

一括請負と分離調達

そういえば、国のシステム開発はいまだに分離調達の認識で、例えばSIとハードは別の入札とし、一社が両方には手を挙げることができなかったはずなのだが、政党って与党が全体を請け負うんだよなぁ。専門家議員が増えていく時代になれど、選挙で国民が空気を読んで投票なんてできないだろうし、その辺を整理していく時代になったりするのだろうか。

もし自分が立候補するならば

「別に私が立候補するわけではないですが」とは書いたものの、過去に自分が選挙に出るなら何を掲げるか、というのは誰しも考えたことはあるだろう。私も当時は個人ニュースサイトをやっていたこともあって、ネットで話題になった解決すべき問題を議会に届ける仕組みを作ることなら約束できるなぁと思ったけれど、話題から事実(データ)の整理の上でまとめあげて発表するって大変だなぁなんて思ったりもした。まあ、私は表に立つよりも届けてくれる人の秘書の一人としてデータ収集・整理整形してる方が楽しいので、表に立つのは別の人でお願いします。・・・まさか「私の秘書は〇〇さんです!」なんてのがアピールになる時代はまだまだ先ですよね。でも、サポートでこそ輝く人材をかかえていることもまた投票したくなる理由のひとつだとは思うのですが。


良いバランスで、良い人生を。
思ったことを並べてみたら、専門化に対する期待と不安が際立っているなぁと思ってこんなタイトルになりました。



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