本人からの教訓というのは、自分はできなかったことか、自分がしてもらいたかったけれどしてもらえなかったことのどちらかだと思うのです。
僕が結婚したとき、嫁姑問題の話題になって、職場の50代先輩から「言えるのはひとつだけ。妻と母親がうまくいかないとき、絶対に母親をかばうような態度をとるな。その恨みはその後何十年も続くぞ」と言われました。
— Nikov (@NyoVh7fiap) 2019年6月4日
その先輩はつい先日、晴れて定年を迎えた後、熟年離婚しました。
この先輩、母親を庇ったが故に何十年間も恨まれて、定年後に離婚という形になってしまったんだなと思うと、何十年間もの苦労の上でのアドバイスはとても重いものだろうし、同じ失敗をしないよう、この方は気をつけてほしいものです。
自分も全く同じようなことを、母に言われたことがあります。
自分の親と嫁とで意見が違ったら、例えそれが正しくても間違っていても、嫁の意見を支持しなさい、と。
親から言われたことはいっぱいあるのだと思いますが、私が最も覚えているのはこの言葉。これ、「間違っていても」というのが大事なところで、一人で旦那の家に入っていって「味方がいない」ってことがあって大変だったんだろうなぁと思うと、将来自分の息子に手をかまれるようになってでも、嫁の味方になってあげなさいという教えだと深読みして気づいたからこそ、記憶から消えずに今でもふと思い出す教えになったのだと思います。
現在は、上京したまま親とは同居していないのでこのような状況に陥ることはほとんどないのですが、いつも自分が正しいと思うことに従って口に出してしまうので、心がけていてもできるか不安な事柄ではあるのですが。
良い心がけで、良い人生を。
間違うこともまた、正解であるときがあるというお話でした。