まなめはうす

良いニュースで、良い人生を。

昭和の当たり前が、令和では違法になる可能性

徳力さんが記事を書くと「キャー徳力さーん」としかコメントしない私が「さすがの徳力さん」と書いた。この違いがお分かりだろうか。今回の騒動が実に良くまとまっているし、炎上に対応するための大切なことがいっぱい書いてある。広報の対応が悪いというコメントは山ほどみたけれど、何がなぜ良くなくて、どうすれば良かったかまで整理できる徳力さんさすがである(とりあえず褒め殺しておく)

さてさて。今回育休が大きく話題になって思ったことは、時代が変わってきているなぁということ。増田やツイッターなど、名もなき個人の発信が国会まで届いた案件を全部整理するだけのブログを誰かが作ってくれることを願うが、きっとどんどん増えていくと思う。情報の面でも変わったけれど、考え方に最も影響を与えているのは環境変化であろう。「昭和の当たり前は令和の違法」だなんて大きなタイトルをつけてみたけれど、あながち嘘ではないのではないか。

育休の話だって、私は両親+祖父母の手によって育てられたが、子どもを育てるのに親の手助けが借りれない状況であるため、夫婦で育てるしかなく、平日はワンオペだし、帝王切開による出産だったり手がかかる子だったりしたら、急遽育休を取ってサポートしなくては回らなくなる。そこで会社によって人手や金銭の計画が崩れてしまったら、ライフプランが総崩れになってしまう。そんなリスクがある社会で出生率の回復なんて望めず、違法にもなるだろう。

社会の単位が変わって、収入が変わって、物価が変わって、世界が変わって。それでも昭和おじさんの頭の中が全くアップデートされずに対応していたら、違法にもなるだろう。経験が役に立つのは環境が変わらないときに限る。環境が変わったら、その経験によって得た結果は役には立たず、その環境だったらどうなっていたか試せるなら試すべきで、難しいならば思考実験が必要となる。変化に対応するには、さまざまな人の立場で考えられるようになる必要があって、そのために見識を広げるのが、今一番役に立つ経験なのではないだろうか。

良い変化で、良い人生を。
自分の当たり前をいつだって疑って、変えていける人でありたい。


変化できる人 人は誰でも、何歳でも変わることができる
ぴあ (2018-07-06)
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