まなめはうす

良いニュースで、良い人生を。

新元号案が漏えいしたけれど誓約書ってどうなってたのだろう

4月。年度替わりということで私の所属するPJにも人の出入りがあり、入退の手続きをするなどした。その手続きの中には、セキュリティに関する誓約書にサインをしていただいたりなどしたのだが、誓約書を書いていただいている姿を見ながら新元号のことを思い馳せたのだ。



ご存知の通り、新元号に関する情報は30年は公開しない(キリッ と言ったものの、30時間も持たずにすべて明るみに出ていた。一国のトップシークレットがこんなにも早く簡単に、そしてそれを嬉々として発表するマスコミには恥とすら思う気持ちもなかったのだろう。

私が良く上司に怒られることに「お前の想いなんてどうでもいいんだ。それをちゃんとお客さんやPJメンバーとネゴって、契約書に残したのか」ということがあるが、まさにこの案件がそうであろう。安倍総理がテレビで30年は公開しないと言ったのならば、聞くことは「そのために関係者とはどのような契約をしたのか、あるいは誓約書を書いてもらったのか」ではないのだろうか。そして、情報が漏洩してしまった今、野党はその誓約書を提示してもらうよう問い詰めても良いのではないかと思っている。

こんなことはできないのかもしれないが、国にとって本当に大切なことならばマスコミに対しても漏えいさせないよう誓約書を書いてもらうよう通達できたりはしないものなのだろうか。国にとって不利益な情報を自国のマスコミが我先にと突き止めて発信していく姿は残念にしか思えない。まあ、一億総情報発信時代の今それがどこまで効果あるか分からないけれど、事実と推測は大きく違ってくるからね。

良い制約で、良い誓約を。
隠せば隠すほど追い求められてしまう。それならば、ダミーの情報を渋々出すというのも真実を隠匿するテクニックだと思う。一国のトップシークレットがここまで安易に広まっている現状を見ると、これは真実を隠すために作られたウソなのではないかと思うと、ニヤニヤワクワクしながら盛大に踊りたくも思う。なかなかやるじゃないか。

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