shachiさんの新刊、とても良かったです。
※ネタバレ含むので注意
- 作者:shachi
- 出版社/メーカー: LINE
- 発売日: 2019/12/05
- メディア: 文庫
あらすじをAmazonから引用
教室で隣に座っていたあの子は『歌い手』でした
「高家さんって、ANNでしょ?」
動画投稿サイトで『歌ってみた』という行為をする『歌い手』が当たり前になった時代。
進路に悩む高校2年の女子、灰谷杏子(はいたにきょうこ)はある動画の歌声に強く惹かれる。
ハスキーな声質なのに流行のラブソングを歌っていた「ANN」という歌い手にハマった杏子は、休み明けの学校で「ANN」が隣席に座っていた高家庵(こうけいおり) であると気づく。
思わぬ出会いを経て意気投合し、共同で動画の投稿を始めた二人だったが、あるとき杏子が考えた歌詞を庵が歌ったことをきっかけに、二人の世界は大きく変わり始める。
「なんか再生数が凄いことになってるんだけど?」
これは『誰もがクリエイターになる時代』の物語。気鋭の書き手が送る、悩める高校生の青春ストーリー、開幕!
感想
続きー!続きを読ませてくれー!
この後、ANNが後藤さんがどう再開してどう成長してどんな世界を見せてくれるのか。すっごく読みたいと思わせる内容だった。
あなたとわたし。
いおりと杏子から始まり、ANNと後藤さんで終わるという認識で良いのかな。
捕まえているようで、捕まっている。捕まっているようで、捕まえている。そんなお話。
ちなみに個人的に一番気にっているのは、杏子がいおりの歌声を評価する箇所。
自分では言語化できないところを言語化されると凄いなとほれぼれしちゃいます。
ぜひぜひ後藤さんを軸にシリーズ化していただきたいものです。
良い読書で、良い人生を。
ところで名刺もらったら連絡をするものなのでしょうか。UDPがTCPになった程度にしか思えないものですが…