まなめはうす

良いニュースで、良い人生を。

異世界転生モノが異世界転生モノである理由を考えてみた

これ読んでなぜだろうかとちょいと話し合ってみた。

anond.hatelabo.jp

異世界転生モノが異世界転生していなかったらただのファンタジー。主人公もファンタジーの中の存在なので、読者である我々が抱くような違和感を持つことがなく、言葉を話す動物や、ゲテモノのような食事とかを、何も思わずに当たり前として受け止めてしまい、感情移入させるには地の文で筆者による説明をするしかなくなってしまう。読者の立場での感想を主人公に言わせることができない。
・作者に都合の良い世界を作ることができる。特に大事なことは、作者が書きたい目的を都合よく与えることができることだと思う。転生先の存在がもともと持っていた目的を、転生してきた自分が解決するとしたらどうするかってことを無条件に納得させる型があるって、とっても楽なことだと思う。実際に書いてみるとほんと挫折するよね、これ(挫折しました)
・ただし、タイトルには疑問を持っている。転生後がストーリーなのに転生前の設定だけがタイトルになっている無職転生とかデスマーチ~とか。この増田が「異世界転生系である意味は?」と思ったのと同じ程度に、転生前をタイトルにする意味は?と私は長らく思っている。キャッチーなタイトルにしたいだけか?
・最終回が夢オチってのも主人公が認識していないだけである意味異世界転生なんだと考えると、私にとっての元祖はNG騎士ラムネ&40かな。ご都合主義が成立するのが良いところだと思うよ。無駄な説明がなくても成立するシンプルさ!シンプルイズベスト!

良い異世界転生で、良い人生を。
妻曰く「みんな、心の中では異世界転生してみたいんだよ」とのこと。自分だったらこうする!お前ならこういう発想はできるか!というのをぶつけあえる異世界転生系は、私は良いと思いますよ。

アニメ化決定おめでとうございます!

無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 8 (MFブックス)